暖房をつける時間がどんどん短くなってきて、徐々に感じる春の気配。この前の日曜日も広島は家にいるのがもったいないくらいのぽかぽか陽気だったので、広島市内からおよそ2時間。呉市の西側に位置する江田島に、家族3人でドライブに行ってまいりました。
ややこしい江田島・能美島・倉橋島の違い
広島にお住まいの方なら行ったことはある・聞いたことはあるハズの江田島・能美島・倉橋島。しかしそれらの関係性を正確に把握できている人は少ないのではないでしょうか。子供が生まれる前は週に2〜3回釣りをするため島(広島の人はこれら3つの島をひっくるめてシマと呼びます)を訪れていた私も、今回初めて知りました。
呉から音戸大橋を渡った先が倉橋島
本土から橋を使って島に渡る場合、まず最初に訪れることになるのが倉橋島です。メジャーな観光地は海水浴ができて温泉にも入られる桂浜くらいですが、情緒を感じる古い街並みなども見所のひとつと言えるでしょう。マニアックなところで言うと遊郭跡もあったりします。
広島市内からだと、2013年に開通した第二音戸大橋を利用する方がアクセスが良く便利。ちなみに倉橋島は呉市です。
倉橋から早瀬大橋を渡った先が能美島
第二音戸大橋を渡って倉橋島を道なりに走っていると見えてくるのが早瀬大橋です。橋を渡ると能美島で、能美島は呉市ではなく江田島市となります。
能美島と江田島は地続きのひとつの島
能美島に隣接する江田島ですが、実はそれぞれが独立した島ではありません。能美島と江田島、ふたつあわせてひとつの島です。ここが島の名前をややこしくしてる最大の原因と言えるでしょう。
ただ昔は実際、間に浅瀬を挟んだふたつの島だったそうです。その浅瀬を昭和初期に埋め立てたことにより、能美島と江田島はひとつの島になったのだとか。
江田島をアルファベットのYに見立てたとして、右上に飛び出した部分が江田島。Yの左上から真ん中の棒にかけてが能美島となります。二島の境目、浅瀬があったのは大柿町飛渡瀬(Yの右上付け根)の辺りだそうです。
江田島という名前の由来は諸説あるものの、枝島が語源になったという説が今のところ有力。Yの左上から真ん中の棒を占める能美島に対し、枝のように右上に伸びたのが江田島と記憶しておくと覚えやすいと思います。
島遊びのメインは江田島・能美島
オリーブファクトリーや焼きアゴが1匹まるまる入っただし道楽の二反田醤油など、観光資源は倉橋島よりも江田島・能美島の方が数段上と言わざるをえません。倉橋島に恨みはありませんが、ドライブで訪れるなら倉橋はスルーしてさっさと江田島・能美島を目指した方が良いと思います。
江田島さくら公園(柿浦漁港)を経由して陀峯山をドライブ
今回のドライブでは、江田島さくら公園(柿浦漁港)でお弁当を食べて、陀峯山に登るというコースをとりました。陀峯山はネットでたまたま見かけて、眺めが良さそうだったのでチョイス。陀峯山は「だぼうざん」と読み、山頂まで自動車で登ることができる標高426mの山です。
女性連れでの夜釣りに最適な江田島 さくら公園 柿浦漁港
今回久しぶりに訪れましたが、1〜2年前は釣りをするため頻繁に訪れていたのが江田島のさくら公園(柿浦漁港)。頻繁に訪れていた理由は以下の3つです。
明るくて足場が良い
釣りに行く時は9割が夜釣りだったので、安全面を考えると明るくて足場が良いに越したことはありません。さくら公園(柿浦漁港)は、そういった意味ではパーフェクトな釣り場でした。
沖に伸びる波止は残念ながら真っ暗でしたが、港内は複数ある街灯が足元まで明るく照らしてくれます。ここでは夜釣りには必須となる、頭につけるヘッドライトは必要ありません。
トイレが綺麗で清潔
女性が釣りに行く際、必ずぶつかってしまうのがトイレ問題です。妻のようにハーコーなFishing Diva(女性アングラーの意)ならトイレ無しでも何とか対処してくれますが、一般的にはなかなか難しいもの。
つまり女性と一緒に釣りに行く際は、トイレが近くにあることが絶対条件と心得ましょう。さらに掃除が行き届いた綺麗なトイレというのは、釣り場環境においては非常にレア。しかし江田島さくら公園(柿浦漁港)には、綺麗で清潔なトイレがあります。
人が少ない
とても不思議なのですが、これだけの良い環境にも関わらず釣り人の数はきわめて少なかったです。平日の夜だとほぼ貸し切り、週末の夜でも私たちの他に2組いるかいないか位という釣り人には不人気スポットでした。
主にメバルを狙っていたのですが、釣果的にはそこそこ。退屈しない程度には釣れていたと思います。カサゴもたくさん釣れたし、良い思い出しかありません。
ただしデイゲームでも何度か訪れましたが、昼間は釣れないイメージです。今回も昼間に立ち寄りましたが、釣りはしていません。
またさくら公園(柿浦漁港)のほんの少し手前に、とてもよく似た環境のオリーブファクトリー(大君港)があるので、多くの観光客はそちらに立ち寄ります。何もないさくら公園(柿浦漁港)は、日曜の昼間でもあまり人はいませんでした。
電気ポット タイガーとく子さんPIM-A300Tはやはり便利
今回のドライブ、昼食は江田島さくら公園(柿浦漁港)で妻手作りのお弁当+インスタントの小ラーメン+デザートという贅沢フルコースを堪能しました。
息子の粉ミルク用+ドライブ中・食後のホットコーヒー、そして昼食のインスタント小ラーメンにと、タイガーとく子さんPIM-A300Tは大活躍。
お値段は電気ポットにしては少々はりますが、アウトドアが好きな方などは赤ちゃんがいなくても買って良いレベルだと思います。これから始まる行楽シーズン、ますます持ち出す機会が増えるでしょう。
360°パノラマビューが楽しめる陀峯山
ネットで見かけて眺めが良さそうだったので訪れた陀峯山。どこかのサイトで「山頂までドライブコースが続きます」と書いてあったのですが、実際は離合もままならない不安感100%の山道(舗装はしてあります)でした。
と言うのも陀峯山山頂への道はさくら公園(柿浦漁港)側から登る大原ルートと、オリーブファクトリー前の交差点からスタートする大君ルートの2種類があり、私たちが走ったのはさくら公園(柿浦漁港)側から登る大原ルート。幸い対向車はゼロだったので良かったのですが、離合もままならない大原ルートは正直オススメできません。
陀峯山を下りる際は大君ルートを走ってみたのですが、こちらの方がまだ道幅は広かったです。どちらも距離的にはそう変わらないので、陀峯山の山頂を目指すのであれば迷わずオリーブファクトリー前の交差点から出発する大君ルートを選んでください。
比較的走りやすい大君ルートでもこんな感じです。
また大君ルートなら登っている途中にも展望台があるので、そういった意味でもこちらがオススメです。
誰もいないのが嬉しい、陀峯山の山頂
狭い山道を離合の可能性も考えながらハラハラ登って到着した陀峯山の山頂。そこそこ広い駐車場に停まっている自動車は1台もありませんでした。
しかし駐車場から歩いて1分の山頂から見る眺めは、まさに360°のパノラマビュー。足元から広がる景色は、思わず声をあげてしまうほどの絶景と言えるでしょう。
展望台のわきに天文観測所があったので、きっと夜は星が綺麗に見えるのだと思います。また天文観測所の横には簡易トイレもありました。
ゆったり昼前に出発して夕方には帰宅できるのんびりコース
今回は11:00頃に出発して帰宅したのが18:30くらい。無理に早起きすることも夜更かしすることも無い、のんびりエンジョイコースで江田島を楽しんでまいりました。
普段は子育てを頑張ってくれている妻の気晴らしが出来たと同時に、普段はなかなか撮る機会のない妻feat.赤ちゃんの写真をたくさん撮ることができたので大満足の休日となりました。
広島県江田島市大柿町柿浦1529
トイレ:有り
駐車場:有り
トイレ:有り
駐車場:有り
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