子供の初節句を祝うため、県外に住む義理のお母さんが広島に来てくれました。初節句のお祝い+お食い初め+お宮参りを一度に行うというなかなか濃い1日を過ごした翌日、のんびりモードで広島市佐伯区にある広島市植物公園へ行ってまいりました。
県外に住む義理の親が広島へ。さてどこへ連れていく?
妻の話によると、もともとお花などが好きなお義母さん。宮島や錦帯橋には行ったし、今回はどこへ行こうかと迷っていると「植物公園が良いんじゃない?」と妻から提案されました。
義理の親など年配の人と訪れるのに最適な植物公園
動物園のようにワクワクした高揚感とはちょっと違う、穏やかに落ち着いた気持ちを味わいながら四季折々の植物を愛でるのが植物公園。年配・年上の方と訪れる場所としては、もっとも無難な選択の1つではないでしょうか。
年配の女性は花が好きな人が多い
お義母さんだけでなく、年配の女性はお花が好きな方が多いように思います。
たとえお花好きでなかったとしても、色鮮やかなベゴニア温室やフクシア温室に案内すれば、きっと喜んでもらえるでしょう。カメラ・写真好きの方にも喜ばれる場所だと思います。
歩く距離はほどほどで大丈夫
もしかしたら、広島市植物公園はとても広いのでめちゃくちゃ歩かなくてはいけない、と思っている方がいらっしゃるかもしれません。
確かに敷地は広い(MAZDAスタジアムの5倍)のですが、そのすべてを歩く必要はありません。一緒に訪れる方の体力やご機嫌をしっかり観察しながら、柔軟に対応していきましょう。
今回はバラ園まで足をのばした後、Uターンして来た道を戻るコース。基本的に歩くのが嫌いなお義母さんですが、このくらいの距離なら大丈夫だったよう。なので恐らく、ほとんどすべてのご婦人が歩ける距離だと思います。
下の地図でいうと、上側にある肌色多めのゾーンを左から右へ登っていった感じ。この部分が広島市植物公園のメインだと思います。他にもハナショウブ園や藤棚なんかもあるようですが、地図から察するに森の小道を進んで行く感じでしょうか。
今回歩いたルートのように、大花壇から始まりベゴニア温室、大温室、フクシア温室を経てバラ園に到着するルートなら、直射日光を避けられる屋内展示を合間合間に挟んでいく形になるので、気持ち的にも体力的にも歩きやすいです。
のんびり歩いた私たちで滞在時間は2時間くらい。園内をくまなく歩くと3時間くらいかかるようです。
ただし真夏は注意!
いくら合間に屋内展示を挟むからといっても、屋外もしっかり歩く必要があります。今回のバラ園までのコースでも、感覚的には半分は外を歩いたイメージ。年配の方の体力などを考えると、真夏の炎天下に訪れる際は注意した方が良いと思います。
3園共通年間パスポートが使える
私たち夫婦は先日安佐動物公園で作ったばかりの、3園共通年間パスポートをさっそく使いました。さらにお義母さんが65歳以上だったので、大人510円の入場料が170円に。駐車場代の450円を足しても620円ですみました。
この料金の安さについては自分たちの金銭的負担という側面だけではなく、義理のお母さんに気を使わせないという意味でも高ポイントだと思います。
広島市植物公園の入園料について
駐車場代も含め、安佐動物公園とまったく一緒です。広島市植物公園でも3園共通年間パスポートを購入することができます。
大人(18〜64歳) | 510円 | 小人(高校生) | 170円 |
---|---|---|---|
中学生以下 | 無 料 | 65歳以上 | 170円 |
3園共通年間パスポート、2回目の使用時は写真が必須!
初回利用時(購入時)は不要ですが、2回目以降の3園共通年間パスポートには写真の貼付が必須です。
忘れないうちに貼っておくのが理想ですが、もしも入園の直前に気がついた場合はコンビニで運転免許証をカラーコピーすることで写真を用意することができます。
写真の大きさはほぼ一緒ですし、コンビニによってはハサミとノリを貸してもらえる場合も。すっかり写真のことを忘れていた私たちは、このやり方で乗り切りました。
ご飯は食べられるの?
私たちは急に思い立って出かけたので、食事は入園前にファストフード店で簡単に済ませましたが、園内にレストランが1軒・カフェが1軒ありました。
ハンバーグ定食(750円)やラーメン定食(750円)、唐揚げ定食(680円)などしっかり食べたい場合はレストランへ。軽食ならカフェで済ませることも可能。ソフトクリーム(300円)やドリンク(250円)もあります。下の写真はカフェの様子。
もちろんお弁当を食べるベンチやテーブルなども園内のいたるところにあります。
赤ちゃんや子供連れにも最適な広島市植物公園
安佐動物公園のような至れり尽くせり感はありませんが、赤ちゃんや子供連れの方でも広島市植物公園は楽しめると思います。
おおむねバリアフリーなのでベビーカーでも大丈夫
おそらくですが、安佐動物公園が子供連れ・家族連れをターゲットにしているのに対し、広島市植物公園は年配の方・老人をターゲットにしている様子。
ですので園内はおおむねバリアフリー化されていて、階段の脇にはだいたいスロープがあります。ベビーカーを押しながらでも、ゆっくり園内を歩くことができるでしょう。
ちなみにスロープの標識は、ベビーカーではなく車椅子。このことからも、全体的に年配の方・お年寄りに寄せた施設なんだろうなと感じました。
授乳室・ベビールームは1ヵ所
授乳室・ベビールームは入場ゲートの脇にあるのみ。トイレは点在していますが、それらにオムツ交換台はありません。
授乳室・ベビールーム内には電気ポットもあったのですが、電源コードが抜かれており「お湯が必要な方は受付まで」と書かれていました。
インスタ映えの宝庫
色鮮やかなお花がアチラコチラに咲いているので、広島市植物公園はインスタ映え・写真映えの宝庫です。
いつ行っても花が咲いているので、子供の写真の撮影スポットとしての使い方もアリ。むしろ一眼レフやミラーレスなどのカメラをお持ちの方は、ぜひ訪れていただきたい場所の1つです。
毎年8月には、スイレン温室にあるオオオニバス(大きな蓮の葉)に乗ることができる体験会が行われており、子供たちに大人気。食虫植物の大きな模型も、子供たちにとっては楽しい記念撮影スポットでしょう。
規模は小さいものの、一応遊具も
広島市植物公園には芝生の生えた広場があり、その一角には遊具もおかれています。遊具はそれほど大きくありませんが、園内を歩き回ることを考えると充分な規模といえます。
連休などはイベントも開催
私たちが訪れたのはGWの連休中でしたが、芝生広場にはフード販売の屋台や果物を売る露天などが並んでいました。
他にも植物の育て方の実演会、草笛など自然遊びの紹介や体験などのイベントが開催されるようです。
見所は大花壇とベゴニア温室、大温室、フクシア温室の4つ
テーマが植物なのでどうしても地味な印象になりがちですが、大花壇とベゴニア温室、大温室、フクシア温室の4つは見ておいて損はないと思います。
特に大温室は2018年の3月にリニューアルしたばかりなので、ここ最近広島市植物公園に訪れていないという方は、この温室目当てで訪れても良いでしょう。
ガラスで囲まれた広い空間には、普段あまり見ることのないバオバブなどの植物がダイナミックに展示されています。
初見の方は思わず声を上げてしまうほど、美しさに覆われたベゴニア温室。多くの女性がこの光景に心ときめくのではないでしょうか。温室内には2,000株のベゴニアが栽培されているそうです。
天井からぶら下がったフクシアの花。冷房などを使って気温をコントロールしているので、1年中開花を楽しめます。
お花が好きなお義母さんにはとても喜んでもらえましたが、たぶん植物にあまり興味がない人でも、そこそこ楽しめると思います。私も久しぶりに訪れたのですが、また改めて来たいと思いました。
義理の親と行っても、子供と行っても楽しめる広島市植物公園。まだ行ったことのない方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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