赤ちゃんが生まれると、とにかく写真を撮る量が増えるそうです。このことはまだ赤ちゃんが生まれていない私でも容易に想像がつきます。おそらくきっと、そうなるんでしょうね。
であれば出産を控えたタイミングで、メモリーカードに入れっぱなしの画像や動画はすべてパソコンなどに移して整理しておきましょう。
今回は私が実践している超カンタン画像整理術と、99.976%写真を守ることができるバックアップ方法のご紹介です。
大切なのは、その日のうちにデータを移すこと
私は写真を撮って家に帰るたびに「YYYYMMDD_撮影場所」というルール、例えば「20170505_伊豆旅行」とフォルダを作って整理をしています。
日付を頭につけることで時系列順のソートが容易になり、目当てのファイルを見つけやすくなります。撮影場所でソートが必要となるシチュエーションは、私の場合まったくありません。去年の夏頃や2〜3年前の冬といった時間軸の記憶で、目当てのフォルダはたいてい見つかります。
また基本的には1日分のデータを1つのフォルダに入れますが、泊まりがけの旅行でもフォルダは1つにまとめます。フォルダ名に加える撮影場所も、1つだけとは限りません。
とてもシンプルでおおざっぱですが、何より大切なのはメモリーカード内にデータをためないことです。とにかく撮影をしたその日のうちに、メモリーカードからパソコンなどに移すことを習慣づけましょう。
そしてその次に大切なのは、パソコンなどに移したデータはすぐにメモリーカード内から削除すること。データの移動と削除はセットで行ってください。
これらを徹底しておくと「これはコピーしたっけ?」といった確認の手間を無くし「これはコピーしたハズだから削除OK→コピーしてなかった」といったトラブルを防ぐことができます。
お出かけ前のメモリーカードは常に空っぽ。これが目標です。
大切な思い出は必ず紙焼き写真に
また写真のバックアップについてですが、私はマックなのでローカルに保存したうえで、システムごとタイムマシンでバックアップしています。
そして内蔵HDDの容量を圧迫しはじめたら古いデータを外付けHDDに移動するのですが、こちらのバックアップはしていません。画像は今後も増え続けるものだしキリがないからです。
しかしこれだと、外付けHDDが壊れるとデータを失ってしまいます。幸いいままでそういった目に遭ったことはありませんが、いつ壊れてしまうとも限りません。そこで私は、気に入ったもののみ紙焼き写真にしてアルバムへ入れるようにしています。
こうしておけばHDDの不具合などでデータが消えてしまったとしても、お気に入りの写真は必ず手元に残ります。データの画像と物理的な写真、2つの形で残しておくのが手堅いバックアップではないでしょうか。
さらに紙焼き写真にすることで、以下のメリットも生まれます。
- 人に見せやすい。スマホのように写真1枚単位で見せるのではなくアルバムごと渡せばOK
- 自分自身も写真を見返す気になる。撮影後放置している玉石混淆ファイルは、見返す気になりませんよね
- モニタで見るのとは違った趣(おもむき)があって、上手くなった気分になれる
ただし写真はご自宅のインクジェットで出力しても、数年という比較的短いスパンで劣化してしまいます。できるだけカメラ屋さんなどのプリントショップに依頼するようにしましょう。
ちなみにタイトルの99.973%とは、100%から日本の火災発生率(自分自身が火災にあう確率)0.024%を引いた数字。HDDも紙焼き写真も火災や災害などにはかないません。
その辺りが怖い方は、上記バックアップにクラウドを追加すれば完璧じゃないでしょうか。