賃貸派だった僕が中古マンションを買った理由と物件探し・購入のコツ

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ちょうど妊娠が分かったころ、僕たち夫婦は古いマンションを購入した直後で、毎週末はほとんどリフォームの打ち合わせに費やしていました。

結婚→中古マンション購入→妊娠→リフォーム工事→引っ越し→出産

行き当たりばったりでたまたま良い流れになりましたが、妊娠・出産を機に引っ越しや家の購入を検討する人は多いでしょう。

そこで今回は、僕たちが中古マンションを購入するにいたった経緯などについて振り返ってみたいと思います。

なぜ家を買わなかったか

なぜ家を買ったか…の前に、なぜ今まで家を買わなかったかを考えてみます。

ローンを組んで支払っていくのが不安

僕は自営業なので、この仕事がいつまで続けられるか分からないという不安がありました。来年くらいはなんとかなってそうという見通しはあったものの、5年後10年後なんてまったく想像できません。まぁそれは今でもそうなのですが。貯蓄がほとんど無かったという理由もあります。

独身だった

やはり家の購入にいたった動機として、結婚は大きいと思います。もし今でも独身だったら…と考えると、僕は恐らく買っていなかったと思います。

ただ家を買ってから思うのは、独身で家を買っても楽しめそうということ。単身者用を購入するのはどうかと思いますが、+2人までいけそうな大きめの家を独身のうちに買っておくのはアリだと思います。

実家がある

これも家を買わなかった理由の中で大きいと思います。僕は長男なのでいずれ家を継ぐ…というと立派そうですが、実際のところは後々きっと実家をもらえそうだしという甘い理由です。

なぜ家を買うことにしたか

最初は買う気は無かった

まず結婚直後は、僕が独り暮らしの時に住んでいた1LDKにそのまま妻と住んでいました。ただ一緒に生活を続けていくうちに、だんだんと荷物も増え手狭に感じるように。

ちなみにこちらが新婚当初暮らしたマンション、懐かしいです。今は当たり前の風景でも将来見ると懐かしい気持ちになるので、お部屋の写真は定期的に撮っておくのがオススメ。散らかっていたら片付ける良いキッカケにもなります。

とりあえず広いところに引っ越そうということになりますが、この頃はまだ家を買うという発想に至っていません。狭いけどとりあえず住むところはあるので、のんびり気に入ったところを探そうと賃貸物件の内見を繰り返していました。

なかなか気に入った物件に巡り会わないなか、ちょっと試しに今まで支払った家賃の総額を計算してみました。

11年で支払った家賃2,247万6,000円

僕は自営業なので、独身時代は自宅の近所に事務所も借りていました。当時の家賃が自宅70,000円+事務所80,000円+駐車場15,000円。月に165,000円を9年間支払ったので1,782万円。

そこから引っ越して事務所&駐車場120,000円+自宅74,000円。月に194,000円を2年間支払ったので、465万6,000円。つまりここ11年だけでも合計2,247万6,000円(いまあらためて計算してもビビります)を家賃として支払っていました。

昔の事務所

むかし借りていた事務所、懐かしいです。

10年後に同じ気持ちになりたくない

「家買えてたね」この金額を見たときに僕はそう思いました。そして続けてこう思いました。『いまからもう10年後に「家が2軒買えてたね」とは思いたくない』ここから気持ちが一気に買うという方向に傾きました。

月に7万円の家賃でも10年で840万円

僕の場合はちょっと極端ですが、仮に月7万円の家賃だったとしても10年にすると840万円。この金額を見てどう感じるかが、家を購入するべきかどうかの一つの判断基準だと思います。

家を探す際に気を付けた点・知ったこと

優先順位を明確にする

お金がたくさんある人は気にしなくても良いと思うのですが、僕はそうではないのでどこかを妥協しなくてはいけません。

だから家を探す際は何を優先するのか、その順位をハッキリ決めて不動産屋さんに伝えた方が話がスムーズに進みます。これは賃貸の場合でも同じです。

ちなみに僕の優先順は以下の通り。上から大切な順です。

1. 立 地
利便性とリセールバリューの観点から。具体的に○○町から○○町までとエリアを絞りました。
2. 広 さ
この頃はまだ妊娠していませんが、子供ができたときのことも考えて50平米以上を条件としました。
3. 価 格
ローンは組みたくなかったので、一括で支払える1,000万円以内を目標にしました。
4. 築年数
妥協します

これをリストにしてプリントアウトし、不動産屋さんに見せていました。

戸建てかマンションか

これも上記の通り、優先順位を明確にすることでおのずと決まってくると思います。僕たちの場合はとにかく立地が優先。これに予算を付け加えて考えると、戸建てという選択肢は自然と消えました。

不動産情報サイトのアラートは必ず登録

suumo検索画面

SUUMOなどの不動産ポータルサイトには「エリア」や「金額○○円以下」「広さ○○平米以上」などの条件を登録しておくと、それに適合する物件が登録された際にメールでお知らせしてくれるアラート機能があります。これは必ず登録しておきましょう。SUUMO+大手のとこ2〜3サイトで充分です。

良い物件は想像以上に競争率が高いです。いいなと思って問い合わせても「今日の午前中に決まりました」といったことが2〜3回ありました。物件探しでは情報を得るスピードとフットワーク、そして決断力がとても大切になります。

毎日メールで届く物件情報を見ていると徐々に相場観のようなものも身についてきますし、なんだか楽しいです。家を買ったいまでもアラートを解除せずに、日々チェックしています。

インターネットにある情報がほぼすべて

「インターネットに載ってない物件情報ってあるの?」気になったので、不動産屋さんに直接聞いてみたところ「新たな物件が出ると、不動産屋さん共有のデータベースに1週間以内に登録するルールがあるため、ネット上にある情報がほぼすべて」とのことでした。

だから不動産屋さんに行って条件などを伝えて探してもらうよりも、自分たちで検索してピンポイントでアタックする方が効率的だと思います。

事故物件以外、掘り出し物件は無い

不動産屋さんによると、掘り出し物件・格安物件というのは基本的に無いそうです。たとえ破格の物件が出たとしても、その情報に最初に触れる不動産屋さんが真っ先に買って利益をのせて売りに出してしまいます。

ただし事故物件は別。すごく安い物件を見つけて問い合わせると、事故物件だったことが1度ありました。頻度でいうと、家を探していたら半年に1度くらい遭遇するイメージでしょうか。

デメリットをメリットに変える

格安物件は無いと書きましたが、唯一得をする買い方がデメリットをメリットに変えることだと思います。例えば僕たちの家は1階。一般的には不人気ですが、階段やエレベーターを使わずに出入りできることはメリットだと感じます。

1階に住むと1年で6時間得をする
例えばエレベーターに1日1往復(行きと帰り)乗るとしましょう。待ち時間も含めるとほとんどの場合、往復で1分以上かかると思います。しかもその間って基本的に何もしない待ちの時間。つまり1日1分、1ヶ月で30分。1年で6時間も待ちの時間を過ごしていることになります。

値引き交渉は必須!ダメな点を責めるより気に入った点を挙げよう

知り合いの不動産屋さんいわく「普段は値引き交渉をしない人でも、家の購入時にはぜったい値引き交渉をして欲しい」らしいです。

たしかに家は人生でもっとも大きい買い物。もとの金額が高いので、交渉次第では値引き額もそれなりに大きくなります。

仲介業者を味方につける

中古物件の場合、売り主と買い手の間に必ず仲介業者が入ります。そして売り主に対して、直接値引きの打診や説得をするのもその仲介業者。つまり値引きは、仲介業者の口にかかっているといっても過言ではありません。

だから仲介業者に物件のウイークポイントをぶつけて辛辣に交渉するよりも、少しでも肩入れしてくれるよう自分たちの人柄や熱意をアピールした方が得策だと思います。

熱意をアピール+一括払いで160万円(16.3%)の値引きに成功

僕たちが購入した中古マンションは、最初980万円で売りに出されていました。もちろん僕の考える立地・広さ・価格の条件はすべて満たしています。

すぐに内見をして、3日くらい夫婦でしっかり検討したうえで購入を決意。そこから必要な書類の確認や手続きの段取りを仲介業者の方としてくれたのは妻です。

妻はLINEや電話で仲介業者の方とマメに連絡を取り合い、打ち合わせの際は家にあった果物や野菜などを差し入れ。お互いの仕事のことや家族構成、ご近所の話などができるほど打ち解けていました。

そんななかで僕たちが希望した金額は800万円。その代わり一括払いであることと、とても気に入ったのでぜひとも欲しい旨をアピールしました。何度かの交渉を経た結果、目標額までは至りませんでしたが820万円まで値引きしてもらえました。

13年住んだらチャラ!家賃の前払いという考え方

物件価格は820万円でしたが、諸経費などで支払総額は900万円弱。さらにリフォーム代などを含めると住むまでに1,400万円くらいかかりました。

これから人口が減って資産価値がうんぬんといった考えもありますが、難しいことはよく分かりません。感覚的には13年分の家賃(89,000円/月)を前払いした感覚で、14年目以降は住めば住むほど得をするというスタンスです。

最低限住むところはある、という気持ちのラクさ

貯蓄は無くなってしまいましたが、もしも仕事が無くなっても住むところは確保されているというのは気持ち的にとてもラクです。今後仕事がうまくいかなくなったとしても、最悪食費+αを稼げば良いと考えると、何とかなるような気がします。

預金を担保に住宅ローンがたぶん正解

知り合いの不動産屋さんに強烈に勧められたのが、預金を担保に住宅ローンを組むという方法です。いまは銀行でお金を借りても超低金利。借入額と同額程度の定期預金があれば更に交渉の余地があるうえ、団体信用生命保険(ダンシン)も使えます。

僕はとにかくローンを組みたくなかったのでこういった形にしましたが、ある程度貯蓄がある人はそっちを検討しても良いと思います。


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