紅葉もそろそろ見頃のピークを迎えつつありますが、私たち食いしん坊夫婦は紅葉狩りより果物狩り。
天気の良かった11月中旬に、広島県三原市にある観光農園「果実の森」へリンゴ狩りに行ってまいりました。
観光農園「果実の森」とは
広島県三原市大和町にある、一年中くだもの狩りを楽しめる観光農園です。私たちが訪れた11月中旬はリンゴとキウイでしたが、他にもイチゴやさくらんぼ、梨などを収穫できるようです。それぞれの収穫時期や料金は以下の通り。
収穫時期 | 入園料 | 時間制限 |
---|---|---|
1月~5月頃 | 中学生以上1,900円・小学生1,500円・幼児900円 | 30分 |
収穫時期 | 入園料 | 時間制限 |
---|---|---|
6月頃 | 中学生以上2,500円・小学生2,000円・幼児800円 | 30分 |
収穫時期 | 入園料 | 持ち帰り料金 |
---|---|---|
6月~7月頃 | 5歳以上一律300円 | 250円/100g |
収穫時期 | 入園料 | 時間制限 |
---|---|---|
8月~9月頃 | 中学生以上1,000円・小学生600円・幼児300円 | 無制限 |
収穫時期目安 | 入園料 | 時間制限 |
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9月~10月頃 | 中学生以上1,400円・小学生900円・幼児500円 | 無制限 |
収穫時期 | 入園料 | 時間制限 |
---|---|---|
9月~11月頃 | 中学生以上700円・小学生500円・幼児300円 | 無制限 |
収穫時期 | 入園料 | 持ち帰り料金 |
---|---|---|
10月~11月頃 | 無 料 | 700円/1kg |
上記以外にも桃や柿、栗などがありますが、フルーツの育ち具合によって開催されないシーズンもあるそう。またブルーベリーとキウイは食べ放題ではなく、摘んだ分だけ買い取る収穫体験となります。
他のフルーツにも言えることですが、お出かけの際は必ず果実の森オフィシャルサイトかお電話 0847-34-0005 にて最新の情報をご確認ください。
広島市内からジャスト1時間という程よい距離感
観光農園「果実の森」があるの広島県三原市大和町は、広島市内からだと高速道路をつかってちょうど1時間。下道だと+20〜30分といったところでしょうか。
遠すぎず近すぎず、ドライブがてら出かけるにはちょうど良い距離感だと思います。
昼前に出発した私たちは行きは高速道路を使い、帰りはのんびり下道で。近くにある道の駅などに立ち寄りながら帰りましたが、17時頃には家に戻っていました。
周辺エリアには広島空港や道の駅も
広島県三原市 果実の森公園周辺には、広島空港や道の駅「よがんす白竜」など立ち寄りたくなるスポットが点在。今回は道の駅「よがんす白竜」にのみ立ち寄りましたが、次は広島空港メインで訪れてみようと思います。
道の駅「よがんす白竜」の外観。建物の目の前には白竜湖(椋梨ダム)が広がります。また対岸には白竜湖スポーツ村公園があり、こちらでも子供を遊ばせることができます。
地域の特産品や採れたて野菜が並ぶ産直市も。創作イタリアンが楽しめるレストランもあります。
品種ごとの食べ比べが楽しい!果実の森のリンゴ狩り
果実の森メインゲートはこんな感じ。
日曜日のお昼過ぎころに到着しましたが、メインゲート周辺の駐車場にもチラホラ空きがあるくらいの混み具合。園内も特別人が多い印象はなくて、のんびり楽しめる感じでした。
食べ放題のチケットは、メインゲート下にある売店で購入することができます。ちなみに3歳未満の赤ちゃんは無料です。
売店の中は採れたてのフルーツやジャムなどの加工品がズラリ。帰り際にもう一度立ち寄りましたが、リンゴでお腹いっぱいのため食指はピクリとも動きませんでした。
ゲートをくぐったところにある中庭には、レストラン(行った時は閉店中)とパンやジェラートを販売するショップも。ご当地ジェラートには目がない私たちですら、リンゴでお腹いっぱいだったためスルーしました。
閑散としているように見えますが、人がいないタイミングで写真を撮っただけです。ショップ内や周辺にはそこそこ人はいます。
ゲートから2〜3分歩くとリンゴ園の入り口に到着。
リンゴ園の手前にキウイ園がありますが、開放されているにも関わらず収穫している人はゼロでした。やはり買い取り制じゃなくて、食べ放題で気兼ねなく楽しみたいですよね。
ちなみにキウイが買い取り制なのは、収穫直後に食べられないから。摘み取って4〜5日ほど追熟する必要があるそうです。栽培されている香緑はあまり市場に出回っていないレアな品種とのことなので、キウイ好きな人はぜひ。
リンゴ園に入るとすぐ受付があり、ここで係員の方にチケットを渡します。受付手前には狩ることのできるリンゴの種類と特徴・植えてある場所が掲示してあるので一読しておきましょう。その方がより楽しめます。
今回収穫可能だったリンゴの品種は以下の4つ。それぞれの解説は現地のパネルにあったもの(上の写真にあるもの)を文字に起こしています。
ふじ
リンゴといえばふじ!実はふじは何十種類、いや100種類以上あるんです!当農園では、ふじロイヤル、ジャンボふじを栽培しております。寒くなればなるほど、密が入り糖度が上がります。11月中旬以降がおすすめ!
新世界(しんせかい)
食べ頃前に綺麗に真っ赤になるリンゴです。早取りすると渋みがあります。食べ頃のサインはテカテカヌルヌル!完熟した新世界はものすごく美味しい!ただ病気や天候に弱くなかなか作りこなせない。ちなみに世界一大きくなる品種とは違う品種です。
シナノゴールド
シナノスイートの黄色バージョンでシナノ3兄弟の1つです(シナノスイート・秋英・シナノゴールド)。シナノスイートより酸味が強いのが特徴です。完熟させると甘みものり美味しいです。栽培担当者が1番好きなリンゴです。
王林(おうりん)
甘みと香りの強い青リンゴ。青リンゴでも色が緑から黄緑に変わってきたら食べ頃です。樹で熟しにくく、収穫してしばらく追熟するとすごく美味しいです。最盛期になると甘い匂いが漂ってきます。
それぞれ実物の展示も。分かりやすい。
チケットと引き替えに渡されるのが、バスケットとトレイとナイフ。
リンゴの皮むきに自信がない方はピーラーを持ち込むのもアリ。皮むきは得意なハズですが、要領が良い妻はちゃっかり持参していました。さすがです。
たくさん実ったリンゴ。手でつかむと簡単にとることができます。
テーブルはありませんが、ベンチは随所にあります。来園者もそう多くないので、のんびり座って味わいましょう。
甘みが強くてとにかくジューシーなリンゴ。半分に切っただけで果汁が浮き出る感じ、伝わりますでしょうか。
ちなみに赤ちゃんを連れて行く場合、夫婦どちらか1人の手は赤ちゃんのお世話をするために清潔に保っておいた方が良いと思います。できるだけリンゴの皮むきは、夫婦のどちらか1人が最初から最後まで担当しましょう。
我が家の場合は妻が担当してくれました。感謝。
実際に訪れるまでは「1人で2個も食べればお腹いっぱいになるんじゃないかな」と思っていたリンゴ狩りですが、気がつけば夫婦2人でリンゴ7つをペロリ。
夫婦でそれぞれのリンゴを品評しながらランク付けも行いましたので、僭越ながらここで発表したいと思います。
第4位:シナノゴールド(妻)・ふじ(私)
夫婦で意見が分かれましたが、ふじはもっとも食べ慣れている品種で目新しさがなかったので私は4位としました。安定感のある味=おもしろみがない味、この判断の差が順位の差だと思われます。
第3位:ふじ(妻)・シナノゴールド(私)
シナノゴールドは青リンゴ(赤くないリンゴ)なのですが、香りに少しクセがあります。このクセを是と取るか非と取るかが判断の分かれ目となるでしょう。私は香り高いリンゴという印象でしたので3位としました。
第2位:王林
こちらも青リンゴ(赤くないリンゴ)です。夫婦そろって意見が一致しました。ふじ・シナノゴールドが舌で感じる甘さなのに対し、王林と新世界はノドにくる甘さ。
ただしこれは採れたてを食べ比べてのランキングです。上の説明にあるように、王林の本領が発揮されるのは追熟後の味。持ち帰りも可能ですので、ぜひ採れたてではなく追熟後の味もご賞味あれ。私たちも買って帰りました。
第1位:新世界
ダントツに甘くてジューシーだと感じたリンゴが新世界、夫婦の意見が一致してこちらが第1位となりました。一通り食べ終わって帰る頃には、皮むきをした手はまるでリンゴジュースで手を洗ったようにびっしょり(妻談)。そのくらいジューシーです。
また甘みは上記の通り舌ではなくノドにくるタイプ。採れたての王林よりもその味わいは深く濃厚で、まさにリンゴの新世界を味わえます。
芝生滑りのできる広場でピクニックも
果実の森には、無料で入場できる芝生広場もあります。キャッチボールやバドミントンなどを楽しむことができますが、犬などのペットを連れて行くとはできません。
日差しを遮るものは無いので、真夏は注意。またベンチも1つしかないので、お弁当を食べたりのんびり過ごしたい方はレジャーシートを用意していきましょう。
私たちはたまたまベンチが空いていたので、そこでお弁当を食べました。リンゴ狩りの記事なのでリンゴ狩りを先に紹介していますが、実際はお弁当→リンゴ狩りの流れです。デザート気分でリンゴ7個を夫婦で完食してしまいました。
妻の手作り弁当も一応、記録として。白いウインナー「スーパーBoo」が美味しすぎる件については、また後日記事にまとめようと思います。
急勾配の斜面もあり、たくさんの子供たちが芝生滑りを楽しんでいました。段ボールが現地にある場合もありますが(段ボール置き場がある)、子供がいると活用する機会も多いので、こういうのを買っておいた方が便利。
芝生広場からの眺め。近くにある広島空港の滑走路が見えるので、飛行機が離発着するところを眺めることができます。
いちご狩りやさくらんぼ狩りにもそそられますが、お値段がそこそこしてしまうのが子育て家庭にはちょっぴり難点。
それらに比べリンゴ狩りは700円というリーズナブルな価格で様々な品種を食べ比べできるので、気軽にたっぷり「美味しい」&「楽しい」を味わうことができます。
残念ながらリンゴ狩りのシーズンもそろそろ終わってしまうので、興味のある方はお急ぎください。
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