広島市内からもほど近く、お花見スポットとしても人気のある江波山公園・江波山気象館のご紹介です。
アクセスは、舟入の電車通りを海に向かってまっすぐ南下。江波山のトンネルが見えてきたら右に曲がります。
こちらが江波山のふもとの入口。駐車場は山頂にあるので、そのまま自動車で進んでかまいません。
山頂付近に20台程度駐車できる駐車場があります。山頂といっても、自動車だと1分で登り切ることができる小さな山。つきあたりにあるのが江波山気象館です。
こちらが江波山公園。時期的なこともあるのでしょうが、蚊がたくさんいました。もし蚊のいる時期にお出かけされるのであれば、虫除けスプレーがあった方が良いと思います。
ドーム型の小さな建物がトイレ。残念ながら清潔感はいまひとつでしたので、後ほどご紹介する江波山気象館内のトイレを利用されても良いかもしれません。
野良猫も何匹か見かけましたが、あまり人間には慣れていないようです。
また公園内には創業1900年というフレンチレストラン「シェ・ヤマライ」があり、カジュアルなお手軽フレンチから、本格的なコースまで楽しむことができます。
ちなみに「シェ・ヤマライ」が創業当時に提供していたのはフレンチではなく、お酒やお汁粉。お茶屋「庵・山来」だったのだとか。豆知識です。
メインの大きな公園の他にも、周囲には小さな公園が3つあります。あまり人も多くないので、ボール遊びなど周囲に気を使うことなく楽しめそう。
思いのほか楽しめた江波山気象館
江波山気象館に入館してみます。広島市の施設ということもあり、入館料は大人100円、高校生・シニアが50円、小中学生・幼児は無料。券売機でチケットを購入して、受付でパンフレットを受け取ります。
建物の外観からも分かるとおり、洗練された展示がされているわけでもありませんし、エンターテインメント性に富んでいるわけでもありません。
しかし幾つかあるこういった体験型の装置は、大人でも楽しめました。特に左にある突風カプセル。文字通り突風を体験できる装置で、最大50m/sという風速を体験することができます。
ちなみに50m/sとは「たいていの木造家屋が倒れる・樹木は根こそぎになる」と言われる風速で、広島市では観測が開始された1937年以降たった2回のみしか観測されたことがないという超強風。時間にして1〜2分程度ですが、非日常的で楽しかったです。
こちらは雲を作り出して、台風の仕組みを勉強できる装置。江波山気象館の良いところは、見学者が少ないので気に入ったものを何度でも続けて楽しめるところかもしれません。
そして江波山気象館もう一つの見所が、屋上からの眺め。こちらは江波から広島市中心部方面を眺めた景観です。中央を横切っているのが広島高速3号線。
太田川・光南・吉島方面。左下に見えるのは龍光院です。龍光院は高野山真言宗のお寺で、その近くには衣羽神社と須佐神社という二つの神社もあります。
屋上は、広々とした開放的なスペースになっています。昔ながらの観光望遠鏡が幾つか設置してあり、すべて無料で利用することができます。
外観同様、館内もどこかレトロで趣のある佇まい。実は1934年に(当時の)広島地方気象台本庁舎として建てられた(現在の)江波山気象館は、原爆を落とされた際に被爆した被爆建物。
爆風で曲がった窓枠や壁に突き刺さったガラス片などを実際に見ることができます。相生橋(原爆ドーム・平和公園)からかなり離れている江波山ですら、こんな被害があったんだということが分かり、あらためて原爆の破壊力に背筋が凍る思いがしました。
万人ウケはしませんが、私は好きな施設です
幼児や小学校低学年までの小さな子供だと楽しく満足してくれると思いますが、小学校高学年くらいになるとちょっと不満に思うかもしれません。
また全体的に地味なのでデートにもオススメできませんが、一人で缶コーヒー片手に屋上でくつろぐという使い方はアリ。実際にそういう方を何人かお見かけしました。
お一人様から小さな子供連れまで、ほっこりノンビリ楽しめる江波山公園・江波山気象館でした。
電話:082-231-0177
開館時間/9:00〜17:00(入館16:30)
※公園はいつでも立ち入り可能
入館料/大人:100円、高校生・シニア:50円、小中学生・幼児:無料
駐車場/20台程度※無料
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