男性が妊娠や出産・育児などを学ぶための場として、病院や自治体などがおこなっている「両親学級・母親学級・父親学級」という教室があります。
特に第一子の場合は、妊娠や出産などにすべてが手探り。インターネットで情報を集めることもできますが、全てが正しい情報とは限りません。
基本的なことだけでも、その道のプロから直接聞いて正しい知識を身につけておくべきだと思います。私は病院で開催されている母親学級に、妻と一緒に参加しました。
両親学級・母親学級・父親学級への参加はできるだけ夫婦揃って
私たちがお世話になっている病院では月に2回、第2・第3土曜日に午前の部・午後の部と分けて母親学級が開催されています。母親学級と銘打っていても、10組の参加者のうち8割が夫婦での参加でした。
勝手な想像ですが、お一人で参加されていた女性の心中を考えると、いささかいたたまれない気持ちになります。全員が一人ならまだしも、ほとんどが夫婦で参加している中での一人きりはとても心細かったのではないでしょうか。
知識を得るだけではありません。奥さんにそういったつらい思いをさせないためにも、旦那さんもできるだけ参加するべきだと思います。ただ仕事などでなかなか参加しづらい状況もあるでしょう。
私の場合、参加した母親学級は妊娠中の注意点などを学ぶ午前の部と、沐浴の方法など出産した後のことを学ぶ午後の部に別れていました。ですので、まず午前の部だけ参加して、後日午後の部に参加するという方法をとりました。
逆にお休みをとって一日で済ますことも可能ですし、病院以外の自治体やベビー用品店などが行っている両親学級・母親学級・父親学級に参加するという方法もあります。とにかく参加が可能な教室を探して、できるだけ夫婦揃って参加しましょう。
もしも奥さんが一人で参加せざるを得ない場合は、必ずその日のうちに豪華ディナーをごちそうしてあげてください。あなたの奥さんはとてもよく頑張りました。
両親学級・母親学級・父親学級はこんな感じ
私たちが参加した両親学級・母親学級・父親学級の内容はおおむね以下の通りでした。
妊婦の体重管理・栄養管理について
昨日の晩ご飯を書き出し、カロリー計算をしてみました。葉酸など必要とされる栄養についての説明や行うべき運動なども。
出産の流れDVD鑑賞
出産のおおまかな流れを、DVDを見て確認します。出産シーンが映った時は、教室内が静かにざわつきました。
病棟見学
出産の際に入院する病室や分娩室などを見学します。
予防接種(ワクチン接種)について
赤ちゃんが生まれた後は、はしかや水疱瘡など多くのワクチンを接種しなくてはいけません。その必要性について。
赤ちゃんの特徴について
腕は「W」、足は「M」になっているといった身体的な特徴や、出産時は回転(回旋)しながら出てくるといった出産時の挙動、赤ちゃんの視力などについて。
実際の赤ちゃんを観察
生後2,3日の、生まれたばかりの赤ちゃんを実際にみんなで眺めます。特に何をするといったことはありませんでしたが、教室内がもっとも盛り上がった瞬間です。
おむつ交換の練習
人形を使いおむつ交換の練習をします。1テーブルごとに1体の人形が配られ、全員が着脱にトライしました。
沐浴のレクチャー
沐浴の流れやコツなどについて、人形を使ったレクチャーを受けます。スマホで撮影しているご夫婦がいらっしゃったので、可能であれば撮影しておくのも良いでしょう。
両親学級・母親学級・父親学級は知識を得るだけでなく「父親としての自覚」や「育児への意識」を高めるものと言われています。私の場合、正直これらはピンと来ませんが、たくさんの知識を学ぶとても良い機会だったと思っています。
結局、男性も両親学級・母親学級・父親学級に参加すべき?
イクメンという言葉が定着したいま、もしかしたらこのような疑問を持つこと自体が間違いかもしれません。「参加して当たり前」そんな気持ちで、両親学級・母親学級・父親学級に参加しましょう。
そしてこれはオトコのカンなのですが、夫婦で参加している奥さま方は無意識のうちに自分の旦那さんと他の人の旦那さんを比べていると思われます。
だから病院だからとだらしない格好で行ってはダメ。かっこつける必要はありませんが、髪型や洋服など爽やかかつ隙がないコーディネートで挑みましょう。