子供の風邪や発熱の際に使用しようと、dretecドリテックの非接触体温計TO-401を購入しました。しかし子供よりも先に、私がまさかの風邪でダウン。せっかくなので自分で使ってみました。
非接触体温計とは
非接触体温計という名前の通りワキに挟んだり口にくわえたりすることなく、こめかみから2〜3cmはなしたところで体温を測ることができます。
さらに検温に必要な時間はわずか1秒。こんな便利な体温計があるなんて知りませんでした。科学技術の進歩ってすごいですね。
検温が1秒ですむということは検温自体の手軽さはもちろん、ほんのちょっとしたことでも「体温を測ってみようかな」という気になれることが大きなメリットだと思います。
非接触体温計TO-401の使い方
まず裏面にある電源スイッチを押します。使用可能な起動状態になるまでおよそ3秒。
ちなみにモードボタンは「体温測定モード」と「表面温度測定モード」の切り替えに使用するもの。「表面温度測定モード」を使用することで体温だけでなく、ミルクや沐浴の湯温なども測定することができます。
起動を知らせる電子音が鳴ったら、こめかみから2〜3cmのところにかざしてスタートスイッチを押せば検温が始まります。1秒ほど待ってピッと音がすれば検温完了。とても簡単です。
つまり電源を入れてから体温が分かるまで、10秒もかかりません。従来のワキに挟むタイプだと計測時間だけで3分程度、耳に当てるタイプでも計測時間は10秒程度ですので、圧倒的な速さ・手軽さといえるでしょう。
非接触体温計TO-401の精度について
人体に限らず全ての物体から、物体そのものが持つ温度に比例した遠赤外線が放出されています。非接触体温計は体温そのものを測るのではなく、その放出される遠赤外線の量を測定し体温を算出する仕組み。サーモグラフィーと同じ仕組みを利用しているそうです。
実際に使ってみて非接触体温計TO-401の精度を確認してみました。一度だけだと不安だったので、左右それぞれのこめかみで2回ずつ検温して結果は以下の通り。
ちなみに体温を続けて測る際に必要なブランクも約3秒なので、ほぼ立て続けに何度も体温を測ることができます。
右1回目 | 36.5℃ |
---|---|
右2回目 | 36.5℃ |
左1回目 | 36.7℃ |
左2回目 | 36.5℃ |
確認のためにワキに挟むタイプの体温計で測ってみると、36.6℃。レビューなどを読む限り精度に不安があったのですが、おおむね正確な体温が測れているような気がします。
非接触体温計TO-401で検温する際の注意点
その後も何度か試したのですが肌と体温計の距離が近すぎると、体温も高く表示される気がしました。やはりメーカーが指定する2〜3cmという距離は守った方が良さそうです。
かといってシビアになりすぎる必要もありません。要は近づけすぎないことがポイントだと思います。
もともと一般的な電子体温計はうちにあったのですが、保育園に通い始めると(数年後ですが)毎日検温が必要になることもあり、買い増ししてみました。
ただやはり、確認したとはいえ精度的に不安は正直残ります。気軽に測る体温計としてTO-401は使用し、キチンと測る体温計として従来の電子体温計を併用していこうと思います。