Synology(シノロジー)のNASキットDiskStationのシリーズによる違いと選び方

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2018年04月06日 2018年05月09日

夫婦で家族の写真を共有するため、そして遠方にいるおじいちゃん・おばあちゃんたちにも孫の写真を見てもらえるよう、Synology(シノロジー)のNASキットDiskStation DS218playを購入しました。

NASとは

NAS(ナス)とはNetwork Attached Strageの略で、ネットワークを介して接続できるHDDです。

一般的な外付けHDDがUSBを介して1台のパソコンとしか接続できないのに対し、NASだとネットワークLANに繋がっているすべてのデバイス(PCなど)から同時にアクセスすることができます。

また外付けHDDのようにドライブが1つだけとは限らず、1つのNASでHDDが2つとか4つ(それ以上も)搭載されているものもあります。

それら複数のHDDで、例えば片方をバックアップに使用したり、擬似的にそれらを1つのHDDとして扱い書き込み速度を上げるといった使い方があります。

そして一般的なNASだとはじめからHDDがセットされた状態で売られているのですが、Synology(シノロジー)の製品は全てHDDが別売りとなるNASキット。HDDは別途購入しなくてはいけません。

ただHDDのセッティング作業は難しいものではなく、さらにSynologyはPCとの接続も容易なので、初心者の方でも簡単にセットアップが可能だと思います。

Synology(シノロジー)のNASキットを選んだ理由

レビューなどで評価が高かったことと、遠方のおじいちゃん・おばあちゃんなどLANの外側からのアクセスも容易そうだったこと。

そしてAmazonプライムフォトとの同期が可能だったことから、Synology(シノロジー)のNASキットDiskStation DS218playに決めました。

Synology(シノロジー)のNASキットの選び方

HDDは幾つ欲しい?

NASキットを選ぶ前に、まずは必要なHDDの数を決めましょう。

Synology(シノロジー)のNASキットにはHDDが1つ(1ベイ)のモデルから、多いものだと24個セットできる(24ベイ)モデルまで幅広くラインナップされていますが、一般的には1 or 2 or 4で充分だと思います。

「バックアップをどうするか」がHDDの数を決めるポイント

あとで悲しい思いをしないため、写真の場合は特に、バックアップは必須です。そしてバックアップ方法が、必要なHDD数を割り出す一つの目安となります。

HDD×1の1ベイモデルが最適なのはこんな人

Amazonドライブなど、クラウドにバックアップ環境がある人
AmazonドライブやDropboxなどクラウドに余裕のあるストレージがある人は、そちらにバックアップしておけるので1ベイで構いません。ただしサービスを解約しないこと・そのサービスが終了してしまわないことが条件となります。
バックアップは不要という人
オススメしませんが、HDDは必ずいつか壊れるというわけでもありません。そうなったらそうなった時と割り切れる方は1ベイで構わないでしょう。
デスク周りはスッキリさせておきたい人
HDDが増えるごとに、NASのサイズも当然大きくなります。デスク周りをスッキリさせておきたい人は、シンプルな1ベイモデルが良いでしょう。ただPCとはLANケーブルで接続するので、置く場所はPCの近くというよりもルーターやハブの周辺になると思います。

HDD×2の2ベイモデルが最適なのはこんな人

Amazonドライブなど、クラウドにバックアップ環境が無い人
クラウドにバックアップできない以上、NASにバックアップしておく必要があります。HDDを2つ搭載していて、一方をバックアップ用にできる2ベイのモデルを選びましょう。
写真だけじゃなく動画もよく撮る人
クラウドにバックアップ環境があっても、動画をよく撮る人には2ベイモデルがオススメです。特にAmazonプライムフォトの場合だとJPGやRAWなど画像ファイルは無制限ですが、動画などは5GBまでという制限が設けられています。
動画もよく撮るという方は2ベイモデルを購入して、写真はNASとAmazonプライムフォトのWバックアップ・動画はNASでのみバックアップという運用が望ましいでしょう。私はこの理由で2ベイを選びました。
まだよく分からない人
とりあえずまだよく分からないという人は2ベイを選んでおきましょう。1ベイだと、後からバックアップしたくなってもできません。4ベイでも構わないのですが価格が割高になってしまうので、間をとって2ベイをオススメします。

HDD×4の4ベイモデルが最適なのはこんな人

映画や音楽などメディアサーバとしても利用したい人
HDDが4つあるので2つを写真とそのバックアップ、もう2つを映画や音楽とそれらのバックアップ。もしくは写真で2つ、残り2つでそれぞれ音楽と映画に分けて保存しておくなどの使い方が可能です。
せっかちな人
HDDが4つあると、その2つを1つのHDDに見立てて書き込み速度を速くするストライピングという方法をとったうえで、残り2つのHDDでバックアップすることが可能です。速さと安心の両方が欲しい方は、4ベイモデルを選びましょう。
予算に余裕のある人
もし予算的に余裕があるのであれば、細かいことで悩まずに4ベイを買っておけば間違いありません。メディアサーバとして使ったり、データの種類によって保存先を変えたり、持てあますことは無いと思います。

HDDの数が決まったら次は性能

Synology(シノロジー)のNASキットには大きく分けて以下3つのシリーズがあります。基本的にCPUやメモリのスペックも、上位機種になればなるほど良いものが搭載されています。

Jシリーズ:シンプルなデータ共有に最適なエントリーモデル

家庭用として必要十分な性能を持つのが、DiskStation Jシリーズです。写真や動画の撮影はスマホがメインという方はこちらで充分でしょう。

Valueシリーズ:動画などマルチメディアの扱いを強化

型番の末尾にJやPlusなどが付かない(一部のモデルにはplayが付く)ことから、おそらくこのシリーズがメーカーが考えるベーシックなラインなのだと思います。

Jシリーズとの大きな違いは、ハードウェアエンコードという機能の有無です。ハードウェアエンコードとは動画の再生時に必要な処理を、ソフトウェアではなくハードウェアで行う機能のこと。これにより処理がより高速に行われ、スムーズに動画を再生することができます。

つまり一眼レフなどで動画を撮影する方や、映画や音楽をストリーミングで楽しみたい方などは、DiskStation Value(play)シリーズを選んだ方が良いでしょう。

Plusシリーズ:ファイルをより速く、より安全に処理

Valueシリーズの機能で、より速く安全に処理できるのがDiskStation Plusシリーズです。Valuesシリーズとの具体的な違いは、メモリの増設に対応していることと、Btrfsというより信頼度の高いファイルシステムに対応していること。USB3.0にも対応しています。

画像や動画などのコピーにかかる時間って、割りと「こんなものだよね」って受け入れてしまいがち。でも1度でもサクサクしたスピード感を味わってしまうと、もう元には戻れなくなってしまうくらい大切な要素なんです。

さらに安全性も増して良いとこずくめのPlusシリーズ。予算が許すならぜひ購入候補の1つに加えてください。

結局どれがオススメ?

適度に快適で適度に安心できるDiskStation DS218playがオススメ。私が買ったのもこのモデルです。

ただDiskStation DS218playが今の時点(2018.04.05)で25,000円くらい。4TBのHDDを別途2つ購入すると+20,000円で、合計45,000円かかります。

2ベイは欲しいけどそこまで出せないという方はDiskStation DS218jと2TBのHDD×2。このセットでおよそ32,000円くらい。

これでも高いという方はDiskStation DS115jと2TBのHDD。このセットだと合計およそ20,000円となりますが、Amazonプライムなどクラウドストレージへの加入が推奨されます。

家族の写真や動画というのは、思い出そのものだと思います。それらが無くなってしまうというのは、思い出が消えてしまったということとほぼ同じ。

ご自身もとてもショックでしょうが、奥さんやお子さんも同様にショックを受けてしまうでしょう。そうならないためにもSynology(シノロジー)のNASキットDiskStationで、思い出は安全に保存して、楽しく共有していきましょう。


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