ペーパードライバーで車を運転できない妻が赤ちゃんと一緒にお出かけできるよう、フロントチャイルドシートの付いた電動アシスト自転車パナソニック ギュットミニ DXを購入しました。
パナソニック ギュットミニを選んだ理由
電動アシスト自転車を選ぶ際、候補に挙がっていたのがパナソニック ギュットミニと、ヤマハ PAS Kiss mini un(パス キッス ミニ アン)。赤ちゃんがまだ1歳未満なので、自転車の前側にチャイルドシート(前小乗せ)が付いていることが条件です。
パナvsヤマハの場合、コクーンルームが”アリ”か”ナシ”か。これが全てだと思う
試乗をしてみた結果、乗り味はヤマハの方がマイルドで好み。パナソニックはこぎ出しの勢いが強すぎる印象を受けました。
しかしヤマハのフロントチャイルドシートは、コクーンルームという独特なフォルムをしたモデルのみ。結局このコクーンルームを受け入れられるか否かが、パナソニック VS ヤマハの電動アシスト自転車選びの要だと思います。
こちらがコクーンルーム搭載のヤマハ PAS Kiss mini un(パス キッス ミニ アン)。H・R・ギーガーっぽくもある。
なので今回は、バッテリー性能やその他の機能など細かなスペックは比べていません。私たちがパナソニック ギュットミニを選ぶ決め手となったのは「コクーンルームじゃない方」という理由のみです。
パナソニック ギュットミニ KD / DXの違いと選び方
フロントチャイルドシートが付いたパナソニックの電動自転車ギュットミニにはKDとDX、2つのグレードがありKDが上位グレードとなります。
ギュットミニKDとDXの違いはキーレスの有無
ギュットミニKDとDXの違いは専用キーを携帯していれば、電源スイッチを入れるだけで自動的にロックが解除されるキーレス機能が付いていること。このキーレス機能は解錠のみに対応しており、ロックをかける際は通常通りの手順が必要となります。
この違いのみで価格差は16,000円(定価で比較)。高いととるか安いととるかは人それぞれですが、私は解錠のみってなんだか微妙だなーと思いながらも「便利なのには間違いないこと」「長く使うものであること」を理由に最初はKDを買うつもりでした。
納期も要チェック!意外とかかる納車までの時間
いざ自転車屋さんにてパナソニック ギュットミニKDを注文しようとすると、納期がおよそ1ヶ月もかかることが判明。対してキーレス機能のないDXだと、およそ半月くらいで届くとのこと。
結局「できるだけ早く欲しいこと」「キーレスは便利は便利だけど無くても別に困らないこと」を理由にKDではなくDXを購入することにしました。ちなみにカラーはマットブルーグレーをチョイス。
電動自転車の使用開始時期が決まっている人は2ヶ月前にはオーダーしよう
お子さんが保育園や幼稚園へ入園するタイミングなど、電動自転車に乗り始めたい時期が決まっている方は、最低2ヶ月前には車種・カラーを決めて注文をしておいた方が良さそうです。
ただ今回のタイミング(9月下旬)でこれだけ時間がかかるので、繁忙期であろう春頃にはもっとかかってしまうかも。
ギュットミニのモデルを色で選ぶという方法もある
マットブラック・マットグリーン・マットネイビーの3色はギュットミニKD / DX共通ですが、それ以外のカラーはKD / DXそれぞれのモデルにしかありません。なのでこだわりの強い人は自転車のカラーで選んでも楽しいと思います。
パナソニック ギュットミニをどこで買う?
何店舗か自転車屋さんを見て回りましたが、タイミング良く展示品処分などに遭遇しない限り、パナソニック ギュットミニはどこで買っても似たような値段。
であればメンテナンスなどの依頼がしやすいようにと、私は近所のサイクルベースあさひで購入することにしました。
ネットで注文、店頭で受け取れるサイクルベースあさひ楽天市場店が便利でお得
サイクルベースあさひは楽天にも出店しており、そちらで購入すれば近所のサイクルベースあさひに届いてそのまま組み立て・整備を行ってくれるサービスがあります。
もちろん送料がかからないうえ無料点検や盗難保険にも加入可能。さらに楽天ポイントもしっかり付くので、近所にサイクルベースあさひがある方はこの方法がベストではないでしょうか。さらに今だと店頭受け取りでポイント3倍キャンペーン実施中です。
主婦の必需品!カゴをどうする?
ギュットミニにはもともとカゴがついていません。なので荷物を乗せるためにカゴが欲しいという方は別途購入して取り付ける必要があります。
もちろん我が家でもカゴをゲット。自転車と同時に購入したので無料で取り付けてくれました。サイクルベースあさひの場合だと、カゴ取り付けの工賃は400円だそうです。
前側にはチャイルドシートが付いているので、必然的にカゴは後ろの荷台に付きます。
後ろにカゴをつける場合はひったくり要注意!
前カゴでも無防備にバッグなどを入れるべきではありませんが、視界の行き届かない後ろカゴはさらに要注意!バッグなどを入れる際は必ずひったくり防止用の防犯ネットを装着しましょう。
ギュットミニに取り付けるカゴは純正品一択!
フロントチャイルドシートが使えるのは、赤ちゃんが2歳になる頃まで。2歳以降は自転車の後ろに取り付けるリアチャイルドシートに付け替えなくてはなりません。
パナソニックの純正カゴはフロント・リア兼用バスケット。フロントチャイルドシートの時は後ろに取り付けて、リアチャイルドシートになったら前に付け替えることができます。
赤ちゃんにはヘルメットを必ず着用させよう
言うまでもありませんが、万が一に備えて赤ちゃんにはヘルメットを必ず着用させましょう。後悔をしたくてしている人はいません。事故が起こってから悔やんでも遅いのです。
もちろん私も後悔したくないので買いました。息子は頭が大きいので、乳児用ではなく幼児用。ただこのままだとさすがに大きすぎたので、ニットキャップを被った上でかぶせるとちょうど良くなりました。
可愛くないですか?これ。ちなみにサイクルベースあさひとマリオカートのコラボモデルで、2017年11月に発売されたもの。現在ネット上で売っているところを見つけることはできなかったので、サイクルベースあさひの実店舗にある在庫限りだと思います。
参考までに全ラインナップ。マリオ・ピーチ姫・ヨッシー・ドンキーコングとありますが、ダントツでヨッシーが可愛い。この写真だとマットですね、仕様が変わったのかな?自転車を購入したお店で見つけて夫婦の意見が完全一致、即決しました。
赤ちゃんってヘルメットを嫌がらない?
めちゃめちゃ嫌がりますよね。乳児用のヘルメットを試着した際も大泣きしてスタッフさんを困らせていました。
また今回はヘルメットだけが先に手元にある状態だったので、その期間を有効利用しようとヘルメットをかぶる練習もしてみました。
お手本として私の頭に乗せてみたり、少しの間だけかぶらせてみたり色々と試してみましたが、慣れてきたなーという手応えはゼロ。そして実際に赤ちゃんを自転車に乗せた時に、これらの練習は完全に意味が無かったことを知ります。
赤ちゃんが気にするのはヘルメットじゃなく周りの景色
そうなんです。かぶせる時にこそ若干嫌がりますが、多少無理矢理にでもかぶせて自転車を動かしてしまえば、赤ちゃんは周りの景色に気を取られます。
初ライドの時も自転車が走行中はほぼ泣かず、時折笑顔を見せるほど初めて体験するスピード感を満喫していました。
ギュットミニDXに乗った感想・レビューをざっくり
あまり乗り込んでいないのでざっくりとですが、感想・レビューを。
フロントチャイルドシートが付いた自転車の安定性について
試乗した時から分かっていましたが、赤ちゃんの重心がハンドルの回転軸中央にくるので安定感はバツグンです。不安定感は一切ありません。
後付けのフロントチャイルドシートだとこの重心がズレてしまうのでハンドル操作が不安定になるうえ、チャイルドシートをハンドル手前に取り付けるので膝が当たってしまうのだとか。
もうすぐ1歳になるし、最初からリアチャイルドシートで良くない?
メーカーのサイトでは一応1歳から対応可能とはなっているものの、後ろ用のリアチャイルドシート使用が推奨されているのは2歳からです。
お子さまの乗車可能範囲
年齢1歳(12ヶ月)以上~6歳(72ヶ月)未満
体重22kg以下で身長115cm以下(個人差があります)
※年齢2歳(24ヶ月)からのご使用を推奨致します。
私たちも最初は後ろ用のリアチャイルドシートにしようと思っていたのですが、赤ちゃんが自転車に乗ってるうちに寝てしまうことがあると分かり、前用のフロントチャイルドシートが付いたモデルにしました。
パナソニックの電動自転車ギュットミニのフロントチャイルドシートは、リクライニング機能付き。さらに赤ちゃんの様子に目が届くので安心です。
スタンドを立てるとハンドルが自動で固定されるので安全
パナソニックの電動自転車ギュットミニは、スタンドを立てるとハンドルが自動でロック。左右に動かなくなるので、赤ちゃんの乗せ降ろしをよりラクに安全に行うことができます。
またロックの解除も自動的に。スタンドを外すだけでハンドルロックが解除されるので、慣れるとそういった機能を意識することすら無くなると思います。
全てのチャイルドシートがこの仕組みを取り入れて欲しい!簡単ラクラク巻き取り式ベルト
自動車に取り付けているチャイルドシートの場合、股の間にシートベルトの差し込み口がありますが、パナソニックの電動自転車ギュットミニは逆。
股の部分にベルトの根元があり、肩の上にある差し込み口で固定します。これがまーラク。車載用も含めて、全てのチャイルドシートがこの方式になれば良いのに。
小回りが利かないのが難点だけど、安定性重視なんだと思う
ギュットミニのタイヤサイズは20インチ。俗に言う小径車(ミニベロ)に当たりますが、フレームがロー&ロングなため小回りは利きません。ただこれは、安定性を重視した結果だと思われるので、狭い場所ではこまめにハンドルを切り返して対応するしかありません。
ちなみに車重は33.3kg。男性なら持ち上げての方向転換も可能ですが、女性だとちょっと厳しいと思います。
パワフル過ぎるこぎ出しの力強さについて
試乗した際に妻が「こぎ出しのアシストが強すぎて怖い」と言っていましたが、どうやら慣れでカバーできているようです。
むしろこのパワフルさがメリットとなるのが、信号などで坂の途中で止まらざるをえない状況。坂の途中で足をついたら必然的にそこから自転車をこぎ始めなければなりませんが、持ち前のパワフルさで楽々スタートすることができます。
ペーパードライバーの妻が赤ちゃんとお出かけする時、今までだと「ベビーカーに乗せて歩く」「ベビーカーに乗せて電車やバスに乗る」この2つの選択肢のみ。しかし電動アシスト自転車を購入したことにより、妻の行動範囲はグッと広がりました。
日々の生活がより便利で快適になると同時に、奥さんのストレス発散(ひいては夫婦円満)にも間違いなく役に立つパナソニックのギュットミニ。少々お値段ははりますが、買って損はないと思います。