まだ赤ちゃんが生まれていない我が家では、おむつ用ではなく生ゴミ用として無臭ゴミ箱ムッシュを購入しました。ひと夏使ったうえでの感想・レビューです。
間違えてしまいがちなゴミ袋のセット方法も紹介しています。メーカーや販売店で使われている写真も間違っているのでご注意ください。
無臭ゴミ箱ムッシュを買った理由
以前は賃貸マンションに住んでおり、24時間365日いつでもゴミを出せることから生ゴミの臭いに悩まされることはありませんでした。
しかし今年になって中古のマンションを購入しお引っ越し。私たちが住んでいるエリアの可燃ゴミの日は週に2回なので、おおむね3日に1度のペースでしか生ゴミを出せません。
寒い時期ならまだしも、夏場は相当ヤバいことになりそう。そう思いインターネットなどで様々な情報をチェックした結果、たどりついたのが無臭ゴミ箱ムッシュでした。
色はオールホワイトのミルクをチョイス。明るすぎないホワイトがお気に入りです。
一番のネック、無臭ゴミ箱ムッシュの価格をどう捉えるか
無臭ゴミ箱ムッシュは8,800円で販売されています。ゴミ箱としては高い部類といえるでしょう。
しかし様々なサイトのレビューを見る限り、性能は間違いなさそう。良さそうだから欲しい、でも高い。この葛藤を乗り越えたのは、ゴミ箱は壊れないという事実でした。
いうまでもなくゴミ箱に精密なパーツはなく、普通に使っている限り壊れることはまずありません。もしかしたら後述するシリコンが朽ちる可能性もありますが、少なくとも10年は使えるでしょう。
そして無臭ゴミ箱ムッシュを購入することにより得られるのは、普通に生ゴミを捨てるだけで臭わない快適な空間と時間。このことに気づいた私は、何のためらいもなく購入ボタンを押しました。
無臭ゴミ箱ムッシュは本当に臭わない
ひと夏使いましたが、本当に臭いません。もちろん蓋を開けた時は臭いますが、逆に「臭いがもれるゴミ箱だと、この臭いが部屋中に漂うのか」と恐ろしくなります。
ただゴミ袋のセッティングがほんの少し分かりづらかったので、以下に紹介しておきます。もしも「無臭ゴミ箱ムッシュを買ったけどくさい」という方は、おそらくゴミ袋のセッティングを間違えています。
無臭ゴミ箱ムッシュ、正しいゴミ袋のセット方法
無臭ゴミ箱ムッシュはゴミ箱の外側(白)と内側(黒)、そしてゴミ袋を押さえるリングの3パーツに別れます。
まずはゴミ袋をゴミ箱の内側(黒)に押し込みます。我が家では45リットルのタイプを使っています。
ゴミ箱からはみ出したゴミ袋の上の部分(クチの部分)を、リングの内側から通して外側に折り返します。ざっとでOKですが、折り返す部分が少なすぎるとゴミ袋が外れてしまうので、気持ち余裕をもたせるくらいで良いと思います。
そしてそのままリングをゴミ箱の内側(黒)にはめます。ゴミ袋の下の方を押さえて、空気を抜きながら徐々にはめるのがポイント。
ゴミ袋のクチが綺麗に折り込まれており、リングが見えません。これが正しくセットされた状態です。
あとはゴミ箱の外側(白)に内側(黒)をセットすればできあがり。
無臭ゴミ箱ムッシュはシリコン製の内蓋が密閉することで臭いを抑えているので、シリコンがゴミ袋を押さえないことが何より大切。シリコンがゴミ袋を押さえてしまうと、それが隙間を作る原因となり臭いがもれてしまいます。
こちらがやってしまいがちな、臭いがもれる例です。ゴミ袋の内側にリングが来てしまい、余ったゴミ袋のクチを処理できていません。
ちなみにメーカーや販売店のサイトでもこのリングがゴミ袋よりも内側にきた写真が使われていますが、臭いを密封するという仕組みをふまえると今回掲載した方法が正しいと思われます。
無臭ゴミ箱ムッシュの気に入らないところ
おおむね満足しているのですが、容量が少ないところが不満。ゴミ箱の外側(白)だけ見るとそこそこ大きいのですが、内側(黒)は思いのほか小さいです。
生ゴミ以外のゴミも一緒に捨てているとゴミの日が来る前にいっぱいになってしまうことが何度かありました。ですので、極力臭わないゴミは他のゴミ箱に捨てるよう心がけています。
赤ちゃんのおむつ用ゴミ箱にも無臭ゴミ箱ムッシュが最適な理由
無臭ゴミ箱ムッシュ一番のメリットは、赤ちゃんがおむつをしなくなった後でもキッチンなどで有効に使っていける点にあります。
一般的な紙おむつ処理ポットはおむつに特化しているので、赤ちゃんがおむつを卒業したと同時に使い道が無くなり、捨てるしかありません。
さらに紙おむつ処理ポットを使うには密封するためのフィルムカセットが必要なので、ランニングコストが余分にかかってしまうのもデメリット。
紙おむつ処理ポットのランニングコストをあなどるなかれ
ゴミ箱本体は2,000円程度と安価ですが、スペアのフィルムカセット3個セットがAmazonで2,500円くらい。これでおむつ180枚分なので、1日5回おむつ交換をしたとして36日分。
おむつを卒業するのが3歳として計算すると、スペアのフィルムカセット代だけで76,050円もかかってしまいます。これは無臭ゴミ箱ムッシュ8個分。長い目でみると安価な紙おむつ処理ポットも、なかなかの高級品であることが分かります。
しかし無臭ゴミ箱ムッシュなら完全防臭なうえ容量もたっぷり。一般的なゴミ袋が使えて見た目もシンプル。さらに末永く使える。
おむつ用のゴミ箱をお探しの方は、ぜひ選択肢の1つに加えられてみてはいかがでしょうか。
※私が買った時には無かった6色展開のマカロンカラーが追加されたようです。よりオシャレになったうえに、カラーを選ぶ楽しみも増えました。(楽天のみ)