保育園に通い始めました – 申し込みから入園が決まるまで

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いよいよ息子が保育園に入園しました。登園時に泣くのはもちろんですが、お迎えの際も私たちの顔をみると途端に号泣。きっととても心細い時間を過ごしているんでしょう。

考えてみると我々大人ですら、知り合いのまったくいない完全アウェイな状況はなかなかツラい。さらに言葉でのコミュニケーションもままならないので、大人に置き換えると「外国人ばかりのパーティに一人放り込まれたようなもの」ではないでしょうか。

そのぶん家にいるときは今までになく甘えん坊になった気もしますが、これはもう仕方がない。家ではしっかり甘えてちょうだい!

申し込みから入園が決まるまで

保育園申し込みの時期

4月入園を希望する場合、広島市では(平成31年度の場合)平成30年11月22日~平成31年1月10日に第一次募集が行われました。

そして各園への振り分けなどの調整が行われ、その調整結果を知らされるのが平成31年2月15日頃。

その結果を見て「やっぱり他の保育園に申し込んでみよう」という方や、第一次募集に間に合わなかった方は、平成31年2月18日~2月25日の第二次募集に申し込みます。

私たちは急に入園させることが決まったので二次募集のみに申し込みました。希望を出した保育園は4つで、調整の結果第二希望だった保育園への入園がきまりました。

また5月以降の入園を希望する場合は、入園希望月の前月10日に申し込みます。

スムーズに入園できる?広島市の待機児童問題

報道などでよく見る待機児童問題ですが、広島市の場合はどうなのでしょう。

それぞれの保育園で何人が入園待ちをしているか、具体的な待機児童数を広島市が公開しています。資料を見るには以下ページ下部にある「ダウンロード:広島市公立・私立保育園等入園状況」をクリック。

スクロールするとすべての区の状況を確認することができます。毎月1日更新。

ちなみに令和元年5月1日の資料を見てみると、広島市中区の3歳未満の待機児童数はそれぞれの保育園で0〜12名、平均すると2.5人。3歳以上の待機児童数は0〜5人で平均すると0.5人となっています。

5月なので数値が偏っていそうな気もしますが、以前区役所の保険福祉科に行って見せてもらった資料もおおむねこんな感じでした。

ちなみに上記資料では3歳未満 / 3歳以上という大きなくくりですが、保険福祉科では1歳きざみのより詳細な資料を見せてもらえます。

広島市の優先度ランク・調整指数について

保育園に入園させる際は「共働きか」「勤務時間は長いか」などそれぞれの家庭状況に応じて調整指数が加算され、優先順位が付けられます。

広島市ではこの調整指数を公表しており、以下から確認することができます。

それぞれの優先度に応じて加算される調整指数は以下の通り。

A30B25
C20D15
E10H5

ただし自分の点数が分かったとしても、優先順位は相対評価。おなじ保育園を希望する人の点数が分からないと比べられないので、あまり意味がないかもしれません。※知り合いが希望する保育園に通っている場合は、その人が何点だったかを聞くことで目安にはなるかも

ちなみに「保育士さんや幼稚園教諭は+5点」と少しだけ優先されていたり「虐待またはDVの恐れがある場合は+99点」とされているなど、じっくり見てみるとなかなか興味深い資料でもあります。

実際保育園に申し込んで希望通りに入園できたか

私は自営業なので、保育園入園の申請書に「就労申立・証明書」を添付して提出します。これは就労時間や収入を申告する証明書で、会社員やパート、派遣社員の場合は「在職証明書」。ちなみに「在職証明書」には収入を書く欄はありません。

外部リンク在職証明書

就労時間は私が1日10時間(月250時間)、妻は1日8時間(月200時間)で提出しました。「利用調整における基準表」を見ると二人とも居宅内で月に160時間以上の就労となるので「Bランク」。他に加点はないと思うので、25点で勝負したということになります。

ちなみに広島市では、夫がAランクで妻がBランクだった場合はBランク。夫がCランクで妻がAランクだった場合はCランクと、加点が低い方で計算されます。

そして保育園入園の申請書には、第一希望から第十希望まで保育園を書く欄があり、私たちが希望したのは4つ。そのうち第二希望とした保育園に入園が決まりました。

公立・私立・認可・無認可(認可外)など保育園の違いについて

公立と私立だと、なんとなく公立の方が保育料が安いイメージがありますが、基本的な保育料は国が定めているためどちらも変わりません。ただし私立の場合、その保育園が独自に行うサービスで追加料金が必要となることがあります。

また認可と無認可(認可外)の違いは、児童福祉法に基づく認可を受けているかどうか。無認可(認可外)と聞くと若干悪い印象がありますが「保育園を経営したいけど認可されない」というネガティブな結果ではなく、多くは託児所やインターナショナル・スクールのように「そもそも目指すところが一般的な保育園とは違う」施設。広島だとYMCA国際幼児園などが認可外保育園となります。

保育園には事前に見学に行った方が良い?

可能であれば断然行った方が良いです。保育園ごとに掲げる理念や設備、そして保母さんの雰囲気などがすべて違うので、実際に見ておくに越したことはありません。

また保育園によって用意しなければならない物も変わってきます。入園にあたって用意しなければならないものにくわえ、日々用意が必要なものなど。これはつまり、保護者の負担に直結するので必ずチェックしておきましょう。

うちの場合は妻が幾つか、気になる保育園に見学に行きました。だいたいどの保育園も見学はウエルカム。時間が許す限りどんどん見に行った方が良いです。

保育園の決め方・選び方

公立・私立・認可・無認可(認可外)ともに、万人にオススメな保育園はありません。強いていうなら、子供を育てる上での価値観が近い園。そしてもう1つ、自宅(もしくは職場)から近い保育園です。

子供のために設備やカリキュラムが充実した保育園を選びたくなる気持ちもよく理解できるのですが、通園に時間がかかってしまうとそれだけ保護者の負担が増えます。通園は数年に渡ってほとんど毎日必要となる作業。「子供のためならがんばれる」と自分を過信しすぎず、親にとっての負担もしっかり踏まえた上で保育園を選びましょう。

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